御浜町で子育てを考える方へ
移住先での暮らし
移住先を考える時、子どもたちを通わせる学校事情というのは、お子さんのいる家庭にとってはとても重要な情報のひとつです。
この記事では、三重県御浜町内にある認定こども園から高校までの情報をまとめています。
御浜町では、保育所・小学校・中学校が連携をとり、すべての児童・生徒が学ぶ楽しさや自尊心を育めるような教育を進めています。外国語指導助手(ALT)を配置して、国際化への対応や環境教育・情報化に向けた授業づくりなど、社会変化に合わせた教育内容の充実を図っています。
御浜町内には、認定こども園が二つあります。
いずれも0歳児から預けることができますが、保育の必要な事由に該当するか否かなどで利用できる範囲が変わってきますので、詳しくは御浜町のウェブサイトをご確認ください。
子ども・子育て支援 利用案内 / 認定こども園(保育所(園)のしおり
阿田和保育園(中立、西原、柿原、引作地区)の児童(3 才児以上)はスクールバスを利用できるほか、神木・尾呂志地区(中立・西原地区除く)の方で志原保育所を希望する児童(2 才児以上)には、園児送迎バスが用意されています。
また、地域の子育て拠点として「子育て支援室 おひさま」という遊びの場・親子の交流の場が提供されています。
季節の行事や工作、お誕生日会なども開催され、絵本も借りることができます。常駐している保育士さんが子育ての相談にも応じてくれますので、気軽に利用してみてください。
ふるさとの産業に対する理解を深めてもらうため、小学校3年生の児童を対象に、「かんきつ学習会」を行なっています。町内で採れるみかんの種類や栽培方法について学んだり、糖度計を使う体験、農園や選果場の見学もあります。
御浜町内には4つの小学校があります。学区が定められていますが、事情によっては変更することも可能です。詳しくは御浜町のウェブサイトをご確認の上お問い合わせください。
御浜町 小中学校について
仕事などにより保護者が日中家庭にいない小学生を対象に、2つの放課後児童クラブも用意されています。
御浜町内には3つの中学校があります。こちらも学区が定められていますが、事情によっては変更することも可能です。詳しくは御浜町のウェブサイトをご確認の上お問い合わせください。
御浜町には、三重県最南端の高校「三重県立紀南高等学校」があります。町内にある高校は1校のみですが、熊野市にある木本高校や、県をまたいだ和歌山県新宮市の高校に進学する子ども達もいます。
紀南高校は「地域とともにある学校づくり」を進めるコミュニティ・スクールで、保護者や地域との関わりが深い学校でもあります。地元の魅力を再発見できるような授業が展開されているのも特徴。その授業や学校の取り組みの一部をご紹介します。
地域に関する様々な歴史・文化・伝統産業を学びます。紀州犬や市木木綿、ウミガメや熊野古道などについての理解を深め、地元の魅力を再発見できるような授業です。生徒たちがプレゼン資料やポスターなどの作成も行なっています。
御浜町の基幹産業である「みかん」を栽培から加工、流通まで幅広く多角的に学ぶことにより、地域への理解を深め、課題を発見し解決していく姿勢を身につけることを目的とした授業。座学はもちろん、芽かき・摘心作業や袋がけ、収穫など体験授業も多く実施されています。
三重県学校防災ボランティア事業に参加した生徒をリーダーとして、「震災で悲しみを抱える人をつくらない地域」を目指す取り組みです。津波の被災地を視察した代表生徒が、その「学び」による気づきの共有や今後の展開の提案などを行ったほか、オリジナルの非常持ち出し袋を販売し、その売上を、誰もが見やすいピクトグラムの設置のために御浜町に寄付する活動なども行なっています。
御浜町は、認定こども園から高校までの教育に加え、子育て支援や学童クラブなども充実しており、お子さんがいるご家族も安心して暮らせる町と言えそうです。
地域の方との接点ができる行事やイベントも多く用意されていて、地域全体で子どもたちを見守る雰囲気があるのも御浜町の魅力のひとつかもしれません。
御浜町での子育てに興味がある方は、すでに移住をされた皆さんに関する記事も是非参考にしてみてください。
●家族を連れてUターンし、みかん農家を営む移住者のお話はこちら。
●Iターン移住後、テレワークをしながら四姉妹を育てる移住者のお話はこちら。
都会も良いけど、自然豊かな田舎暮らしもいいかも。御浜町に移住するって、どんなだろう。気になった方は、こちらから。
(2023年3月取材 文・本沢 結香)
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