私はみかん農家になる!三重県御浜町へ移住した研修生コラム⑥
みかん農家研修
三重県御浜町は紀伊半島の南部、本州でもほぼ最南端に位置する、温暖な地域。
まだまだ夏の暑さと変わらず、日差しの強い日が多いですが、いよいよ温州みかんの収穫がはじまります。
温州みかんといっても、超極早生温州みかん。皮はまだ青いですが、中は完熟しています。三重県御浜町ではこの「味一号」が特産品として生産されています。
ついこの間まで摘果していた「緑色のみかん」。本当に食べられるの?と不思議でしたが、食べたらびっくり、美味しいんです!
温州みかんの中でも最も早く収穫できる味一号(超極早生温州みかん)の収穫がはじまりました。
収穫作業は単純で、採果バサミで2度切りをしていきます。
超極早生温州みかんは、みかんの実の色と葉の色が同じ緑色なので、木の中の方や下になっているみかんは色が同化しており、よく確認して収穫しないと、見落としてしまうこともしばしば。
ひたすら同じ作業の繰り返しですが、収穫工程も私には合っていて、楽しい作業でした。
取り残したみかんを見つけた時は「見つけた!」と喜んでしまいます。笑
ただ、楽しいことばかりではなく、私的に大変だった作業もあります。
9月とはいえ、8月と変わらない暑さ。
温州みかんの木はそれほど大きくないので、収穫中は影に隠れることが出来ず、日中ずーっと日差しに当たりっぱなし。日差しでかなり体力が削られました。。。
後は、みかんが入ったコンテナを軽トラに積む作業に力が必要で、1段・2段目は積むことが出来るのですが、3段目がなかなか高くなり、持ち上げるのにやっとでした。もちろんコンテナを持ち上げた次の日は、筋肉痛で(そしてまた次の日も…と続きます)。9月はほとんど収穫だったので、筋肉痛になっている時にまたコンテナを持ち上げる作業はなかなか体に堪えました。
美味しいみかんの見極め方も、畑でたくさんみかんを食べて、少しずつ分かるようになってきました。
研修先のオレンジアグリで、みんなで味一の試食大会をやりました。
甘さなど美味しい順に並べて、実際に糖度を測り、外観と中身の傾向を観察し、美味しみかんの見分け方を学びます。
みかん用語「菊みかん」「ほたるじり(若干お尻が黄色くなっている)」なども知りました。
週末、移住者の先輩が誘ってくれて、同じく移住者の方がやっているお宿「おろし庵」へ遊びにいきました。御浜町や熊野市へ移住された方、旅で訪れている方などが集まって、ワイワイ楽しいひとときでした。
9月もあっという間に、駆け抜けるように過ぎていきました。これから本格的に、たくさんの温州みかんの収穫が始まってきます。温州みかんの品種によって色も味も食感も変わってくるので、ますます楽しみです。
◆マルチシート貼り
◆摘果
◆収穫(超極早生温州みかん)
◆みかん講座
◆薬剤散布(防除)
◆雑草除去
◆収穫(極早生温州みかん)
三重県御浜町では、みかん産地を持続可能なものとするために様々な取り組みを行なっており、新規就農希望者へのサポートも注力しています。希望内容・移住時期など、お一人おひとりの状況に合わせた対応をしています。
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