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農業をはじめる | みかん農家新規就農研修 10月

私はみかん農家になる!三重県御浜町へ移住した研修生コラム⑦

みかん農家研修

立秋とは名ばかり、暑い中の収穫が続く

季節も進み、秋らしい気候になってきましたが、日差しを浴びながらの作業はまだまだ暑く、体がバテ気味の日々。

9月から収穫がほぼ休みなしでず〜っと続き、収穫以外の仕事(防除や肥料散布など)も並行してあるので、本当に、あっっっっっという間に日々が過ぎていきました。

極早生みかん・早生みかんの収穫

10月は「極早生温州みかん」の収穫が続きます。極早生にも色々品種がありますが、オレンジアグリで栽培しているのは「崎久保」と「日南」と言う品種です。

9月の「超極早生温州みかん」よりも少し色づきが進み、黄色いみかんです。

自分の背丈ぐらいで収穫しやすいみかんの木が多かったのですが、木や畑によっては脚立を使っての収穫や、木に登って収穫することもありました。不安定な場所での収穫は大変で、時間が掛かることや、自分が落ちそうになったり、みかんを落としそうになることも何度かありました。

もちろん大変な事ばかりではなく、楽しみにしていることがあります。
それは、美味しそうなみかんを探しながら、

「これは今日収穫した中で、一番おいしそう!!」

と自分の中のNo.1みかんを見つけていくこと(笑)。
次から次へと、美味しそうなみかんをたくさん収穫できた時のささやかな幸せ。そして収穫したみかんを、休憩中に食べる贅沢な時間。
本当に美味しくて、疲れた体に染み渡るんです。

たわわに実った早生温州みかん

そして中旬になると、「早生みかん」の収穫が始まりました。早生は超極早生・極早生とも違って、甘くて本当に美味しくて。(ますます、みかんを食べる休憩時間が楽しみになりました…)

3個持ち・2度切りも慣れたもんです
ポテ(収穫用のかご)と同じように色づいた「早生みかん」
10月は就農インタビュー取材があったので、トレーナーと一緒に記念撮影してもらいました

中晩柑のお世話

温州みかんの収穫ももちろんですが、その他の作業もあります。収穫時期がまだ先の「中晩柑」の防除。温州みかんとは形に少し違いがあり、まだまだ緑色をしているため、美味しそうではない。

この状態で食べてみると、まだ甘みが感じられずとても酸っぱい

温州みかんとの成長の違いを実感しながら、4月の旬まで楽しみに栽培していきます。

秋祭り「JA祭」のお手伝い

10月下旬、お隣熊野市にある産直スーパー「ほほえみかん」で開催されたJAのお祭り。
オレンジアグリも出店したのですが、普通にみかんを販売するだけは面白くない!ということで、大きなピンボールの台をみんなで製作して、ゲームに景品をつけ、オレンジアグリで栽培・収穫した早生みかんを販売しました。

遊び方は簡単!ピンボール台に上からボールを転がして、ボールが入った場所の景品がもらえるゲームです。

ちなみに

1等は、みかん5キロ(箱)

2等は、みかん2キロ

3等は、みかん1キロ

ほほえみかんの館内でみかんを販売しているので売れ行きが不安でしたが、子供になかなか好評で、何度もゲームに参加してくれる方や、1等を当てる方もたくさんいて、みなさんに楽しんでもらいました。

お祭りでは、ビンゴ大会、初体験の餅まきもあり、私自身も楽しむことが出来ました。

新姫の収穫

研修先のオレンジアグリでは委託で受けているお仕事があり、この日は熊野市五郷で栽培している新姫の収穫のお手伝いがありました。

新姫は、熊野市で発見された柑橘で、酸味が強く香りが良いのが特徴で、絞って焼き魚にかけて食べたり、焼酎に入れたりして使われているそうです。

新姫の実は小さく、果実の直径が3センチ前後の実を収穫するので、収穫しても収穫しても、なかなかコンテナいっぱいならならず、温州みかんを収穫しているのとは全然違い、取っている気になりませんでした。

また葉と実が同じ緑色で見落としがちで…。同じ木をぐるぐる回って確認しながら収穫するため、時間もかかりました。

この時期に収穫している温州みかんとは木の形や果実の形も全然違うので、新鮮な体験でした。

これからまだまだみかんの収穫は続きます。御浜町にはたくさんのみかんの品種があるため、いろんな種類のみかんを見て、食べ比べて、知っていきたいです。

10月も、収穫の日々であっっっという間に1ヶ月が過ぎていきました。
忙しい月ではありましたが、先輩みかん農家さんや移住者が集まる食事会にも誘ってもらって、お話を聞くこともできました。

11月もまだ収穫は続くので、体調管理に気をつけて、楽しみながら頑張りたいと思います。

愛犬とインタビュー撮影中。動画はさすがに緊張しました…

10月の研修内容メモ

10月上旬

収穫(極早生温州みかん)

選果(収穫したみかんを傷や痛み、大きさ別に選果していく作業)

みかん講座

10月中旬

収穫(極早生温州みかん)

選果

肥料散布

薬剤散布(防除)

マルチシート片付け

10月下旬

収穫(早生温州みかん)

マルチシート片付け

三重県御浜町では、みかん産地を持続可能なものとするために様々な取り組みを行なっており、新規就農希望者へのサポートも注力しています。希望内容・移住時期など、お一人おひとりの状況に合わせた対応をしています。

御浜町でのみかん就農について、詳しくはこちらをご覧ください↓

農業をはじめる | 新規就農研修 8月/9月
〜みかん農家になる!三重県御浜町へ移住した研修生コラム〜
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8月編
9月編

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