甘さと酸味のバランスが良い、三重南紀・御浜のみかん。
温暖な気候に恵まれた三重県御浜町では、一年中みかんが実ります。本州で最も早く市場に出回る超極早生みかんをはじめ、ポンカンや甘夏などの様々なみかんが作られています。御浜町特有の水はけの良い土壌で育ったみかんは、甘さと酸味のバランスがいい「三重南紀みかん」として親しまれているほか、みかんジュースやジャムなどの加工品も揃っています。
1年中みかんのとれる御浜町ですが、秋に最盛期を迎えます。9月上旬の御浜町が誇る超極早生温州みかんは、皮が青いまま食べられるみかんで、温州みかんの中では本州一出荷が早く、JAから出荷されるものは「三重南紀1号」や「味一号」、産直や無人市では「超極早生みかん」や「青切りみかん」として並んでいます。
見た目の青さとは裏腹に中は鮮やかなオレンジ色で、甘さと酸味のバランスが良いみかんです。
11月頃から12月にかけてはは早生みかんや晩生(おくて)みかんといった甘い温州みかんが並びます。早生みかんは優しい甘さで、中の皮も薄くて食べやすいみかんです。晩生みかんはコタツみかんの定番で、その濃厚な味わいは長年親しまれ続けています。
年が明けてからはポンカンや伊予柑などの中晩柑類と呼ばれるみかんが始まります。御浜町では2月から3月にかけてがみかんの種類が最も多く、不知火(しらぬい)やせとかなどの果汁が多くて濃厚な甘さのみかんが人気です。
4月から6月は甘夏やサマーフレッシュなどの比較的大きなみかんが中心となります。サマーフレッシュは八朔と夏みかんの交配種で、御浜町周辺でのみ栽培されている希少なみかんです。爽やかな風味が特徴で、初夏にはぴったりのみかんです。7~8月はハウス栽培された温州みかんが並びます。
本州で一番早い時期に出荷される、奇跡のみかん
ふわっと柔らかい、手織りのような独特の風合いの秘密
100年以上の時を経て蘇った、希少な国産紅茶「アッサム茶」