みかん農家になる!三重県御浜町へ移住した研修生コラム②
みかん農家研修
5月に入りみかんの花が満開になりました。
三重県御浜町では、園地(みかん畑)に限らず町中がみかんの花のいい香り包まれ、毎日癒されていました。
2023年は、4月下旬から咲き出したみかんの花。例年より早い開花だったそうです。
5月は4月に続き、雑草除去や薬剤散布(防除)などの同じような作業が多く、徐々に段取りや要領が分かってきました。
ただ、薬剤散布に必要なタンク、動力噴霧器などを軽トラックに乗せる作業が相変わらず毎回大変でした。大きさも重量もあり、男性でも力のいる作業なので、女性の自分はまだまだ体が慣れなく、毎日毎日筋肉痛が続き、体がバッキバキでした…(お陰で、ちょっとずつ、筋肉も心なしかついてきた気がします)。
また、この月に個人的にしんどかった作業は「苗木の管理」でした。
大きな鉢で1年生、2年生の苗木を管理しているのですが、鉢の中で苗木とともに雑草も大きくなります。この雑草を手で抜く作業が地味に大変で・・・(鉢が1個2個ならいいのですが、果てしない数あります!!!(涙))。
雑草も大きくなれば根っこがしっかり張り、引き抜くのにも力が必要で。しかも長い時間中腰での作業なので、腰に負担がかかり体力のいる作業でした…。
でもこの苗木たちがちゃんと成長しないと、畑に植えることができず、みかんの実を成らすことはできません!重要なお仕事、と頭では理解しながら、また毎日筋肉痛と戦うのでした。
5月に入って一気に暖かくなり、苗木の雑草だけではなく、植物の成長が早くなりました。おかげで畑や道端の雑草除去など、5月は4月に比べて大変な作業が多かった1ヶ月でした。その一方で、みかんの成長を実感できる体験もありました。みかんの木には変化があり、花の中にはみかんの赤ちゃんが沢山できていました。それが可愛くて可愛くて。
「果たしてこの小さなみかんの実が本当にみかんになるのか?」と不思議に思いながら、みかんが成長していく過程をまだ知らないので、今後どのように大きくなり、美味しいみかんが出来上がるのか、ますます楽しみになってきました。
ちなみに、今年は5月29日に梅雨入り。例年より早いということで驚きました。
御浜町では、新規就農のために研修を受けている人を対象に、座学でのフォローアップを目的とする「みかん講座」が5月から始まりました。年間20回、長年、御浜町のみかん畑・産地を見てきた講師の方から、土壌や天候、薬剤や肥料について、御浜町でみかん農業を行うのに必要な知識を講義形式で教えてもらいます。現場で学んだこととは別に、植物の生理学、なぜこの肥料が効くのか、いつあげるべきか、雨との関係がどうかなど、この産地ならではのノウハウが学べます。
そして、5月は初めてテレビの取材を受けました!まさかこんなことになるなんて聞いてない!(笑)
「御浜町で新規就農希望者・移住者が増えている」ということで、兵庫から移住してきた私は、Iターン移住・兼新規就農を目指す研修生代表として、出演させてもらいました。
新しいことがたくさんあった5月。まだ2ヶ月目でわからないことだらけですが、少しずつ、「みかん農家」になるために一歩一歩進んでいます。
◆苗木の管理
1年生、2年生の苗木管理。鉢の中の雑草除去
◆薬剤散布(防除)
◆雑草除去
雑草が成長しているので、除草剤散布をしたり刈払機で雑草を刈る
(2023年5月)
三重県御浜町では、みかん産地を持続可能なものとするために様々な取り組みを行なっており、新規就農希望者へのサポートも注力しています。希望内容・移住時期など、お一人おひとりの状況に合わせた対応をしています。
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