若き2代目店主が営む、郷土愛に溢れるアットホームなうどん店。
道の駅パーク七里御浜から車で約10分。国道42号線沿いに佇むうどん屋さん「大石家」。
店先にそびえる大きなトトロとバス停のモニュメントが目印です。
広々とした店内は、合計35席。ランチ時や夕方以降は特に、地元客を中心にたくさんの人で賑わっています。
冬の時期の名物メニューは、鍋焼きうどん。
大きなえびの天ぷらが特徴的で、リピーターさんからも大好評。
野菜などの食材はなるべく地元産のものを使っているこだわりの一品です。
素材の味を活かしながら、手間を惜しまない丁寧な料理を提供しています。
温かいうどんの種類もさることながら、冷たいうどんのメニューが豊富であることも、大石家の特徴の一つ。
「夏に熱いうどんを食べたいとはあまり思わないですよね。季節に関わらず一年中うどんを楽しんでもらえるよう、冷たいメニューを増やしました。」
真剣な表情で語ってくれたのは、3年前に御浜町にUターンした2代目店主 榎本白馬(えのもと はくま) さん。
「熱いうどんは熱いうちに、冷たいうどんは冷たいうちに。一番おいしい状態でうどんを食べてもらえるように、温度管理にはかなり気をつけています」
他にも大石家では、随時、季節限定メニューを開発(坦々うどん 3月~)。惜しみない創意工夫の甲斐あり、大石家には季節を問わず多くのお客様が訪れている。
大石家のもう一つの名物は、うどんのドライブスルー。大石家のうどんを、お店だけでなく自宅で楽しんで欲しいという店主の思いから、コロナ禍以降に本格スタートしました。
「うどんドライブスルーは、間違いなく大石家を救ってくれた存在です」
榎本さんがUターン移住した2019年、すぐにコロナ禍に。大石家を訪れるお客様は大幅に減り、お店の存続が窮地に立たされました。
榎本さんはあきらめず、チラシ配りなどで地道にうどんドライブスルーの周知を図り、少しずつ地元の方たちの利用が増えていったとか。
うどんドライブスルーは、単身世帯やご高齢の夫婦などを中心に現在も根強い人気を誇っています。
先代の父から受け継いだ味を守りながらも、新しいことに挑戦しています。
前述のうどんドライブスルーの他、LINEでお友達になると来店する前にオーダーできる仕組みを構築。次々と画期的な取り組みを導入しています。
今後はご高齢の地域の方たちにうどんを届けるべく、配達も始めたいと語ってくれました。
郷土愛に溢れる若い店主が魂を込めて作るうどんを、ぜひ堪能してみてください。
買う
御浜の食材を活かしたグルメ、旬のみかん、工芸品などが集まる。毎月第4日曜開催
食べる
保存料や防腐剤を使用しない、こだわりの素材で作ったドーナツ専門店。
尾呂志の山里の中、高級岩清水豚のトンカツやハンバーグが食べられる御食事処。