横浜からJターン/20代/新規就農研修生/2人家族
大谷かんな さん
「このままの働き方で、私、幸せになれるのかな。」
ふと、そんなことを考えたことはありませんか。満員電車に揺られて、終わらない仕事に追われて、気づけば一日が終わっている日々。
もし、“働く場所”や“生き方”を変える選択があるとしたら。
三重県御浜町。本州のほぼ最南端に位置し、海と山に囲まれた自然豊かな町。
ここに、「農業を仕事にしたい」と本気で考える若い挑戦者たちが、集まってきている。
今回、話を伺ったのは、Jターンで移住し、みかん農家を目指す大谷かんなさん(25歳)。
彼女が語る真っ直ぐな言葉は、“都会で働くことが当たり前”だと思っていたあなたの価値観を、揺さぶるかもしれない。
実は彼女、御浜町から車で40分ほどの三重県尾鷲市の出身。地元にほど近い場所で、あらためて農業という道を選んだ理由は、とてもシンプルで、でも芯のあるもの。
「農業女子を増やしたいんです」
そう言って見せてくれたのは、かわいらしいネイル。
“農家とデコネイル”
一見すると少し意外な組み合わせだけれど、その違和感こそが、彼女の価値観をよく表しているように感じる。
「農業は、会社員みたいに髪色とかネイルの制限もないし、自分の個性をそのまま出せる仕事だと思っていて。重いものを持つイメージもあるけど、今は機械もあるし、女性でも全然できるんです」
“農業=大変そう”というイメージを、軽やかに更新してくる言葉。
そして、少し笑いながらこう続ける。
「110歳まで生きるつもりなので、100歳まで収穫して、残り10年が老後です」
冗談のようでいて、その言葉にはどこか現実味も。無理をしている様子はなく、むしろ自然体で前を向いている。その姿が印象に残る。
高校卒業後は地元で就職し、その後もさまざまな仕事を経験。郵便局の正社員として働いた後は、障がいのある子どもたちのサポート、学童の指導員、ジムのインストラクターなどなど、
「いろいろやってきましたね」と、少し照れくさそうに笑う。
そんな彼女にとっての転機は、結婚と引越しだった。22歳で結婚し、夫の転勤をきっかけに、2023年に横浜へ。
それまで“テレビの中の世界”だった都会での暮らしが、現実のものとなった。
最初は楽しかった、と彼女は振り返る。
美術館や映画館に気軽に足を運べること。車がなくても生活が成り立つ便利さ。これまで知らなかった都会の魅力に触れる日々。
でも、その裏でストレスも次第に大きくなっていった。
「東京でも派遣で働いていましたけど、一番きつかったのはやっぱり満員電車でした。30〜40分、ぎゅうぎゅうの中で乗るのは本当にしんどくて」
それをこの先も続けていく生活なのかと考えたとき、少しずつ違和感が生まれた。
「私も渋谷が大好きだったんで(笑)、その頃は、ここで“一生骨を埋める”って考えていた時期もあったんですけど……やっぱり、少し違うなって思って」
農業に興味を持ったきっかけは、すごくシンプルで、
「“ストレスフリーな仕事”って調べたら、農業が出てきて」
そこから少しずつ調べていく中で、仕事としての農業の見え方が変わっていった。
人口が減少する中で、農業の担い手はさらに減っている。一方で、食べる人の数はそこまで急激には減っていない。
「それって、ちゃんとやれば成り立つ仕事なんじゃないかなって思ったんです」
さらに、夫が農業関係の仕事に携わっていたこともあり、
「今、果樹は結構いいところまで来ている」
という言葉にも背中を押された。
そうして辿り着いたのが、“みかん農家”という選択だった。
御浜町は、彼女の地元からほど近い場所。それでも、「みかんの町」というイメージ以上のことは、これまであまり知らなかったという。
「“農業(みかん農家)”で調べると、御浜町が結構上位に出てきて。そこからちゃんと調べるようになりました」
調べていくうちに見えてきたのは、御浜町の充実した研修制度とサポート体制。そしてもうひとつ、大きかったのが、すでに移住して農業を始めている“先輩たち”の存在。
「御浜町のYouTubeで見た、西岡さんご夫婦の動画がすごく印象に残っていて。同じように移住して農家になって、楽しそうに働いている姿を見て、“これなら私にもできるかもしれない”って思えたんです」
制度だけでなく、実際に一歩を踏み出している人の姿が、現実感を与えてくれたといいます。
そんな中、2024年11月。東京ビッグサイトで開催される就農フェアに、御浜町が出展するという情報が。
「御浜町を目がけて行きました」
町のブースは、順番待ちができるほどの盛況ぶりだったそうで、
農林水産課の担当者と話し、新規就農研修制度について一通り説明を受けたあと、提案されたのはシンプルなものだった。
——まずは、一度体験に来てみてください。
そこからメールでのやり取りが始まり、2025年1月には御浜町での面談へ。このとき、現在指導を受けているサポートリーダーとも初めて顔を合わせた。
「実は、2月の体験に行く前から、9割くらいは決めていました」
そして、知れば知るほど、制度と環境に対する安心感が生まれた。
「ゼロから全部自分で始めるんじゃなくて、研修の中で学びながらできるのが大きかったです」
さらに、みかんという作物そのものにも魅力を感じていた。
「作業の流れがシンプルで、(自分が作業しやすい高さに)木の高さも調整できるので、長く続けられるイメージが持てました」
情報収集から現地訪問、そして体験へ。段階を踏むごとに、その選択は確信に変わっていった。
*「三重県の就農サポートリーダー制度」とは?就農希望者に対して、技術の習得のための実務研修や、就農等に必要な農地の確保など、地域と連携して総合的にサポートする農業者(農家)の登録制度で、登録した農業者が研修生などの受け入れを行っている。
2025年4月15日、いよいよ研修がスタート。研修期間は2年間。
4月は、みかんの花が満開になる前の比較的落ち着いた時期。花摘みやジュース用みかんの選果など、細やかな作業から始まる。
そして5月初め、みかんの花が満開を迎えると、一気に忙しさが増す。
「消毒や防除作業が始まって、そこから摘果へ。7月、8月は雨が少ないので水やりに追われていました。9月になると味一号の収穫が始まって、10月頃からは極早生温州みかんなど、順番に収穫が続いていきます」
収穫が落ち着く11月頃には、サンテや袋がけといった防寒対策を学び、2月から3月にかけては剪定作業。
こうして一年を通して、みかん農家の仕事を一通り経験した。
基本的な休みは日曜日だが、収穫期はそうもいかない。
「味一号(9月に収穫される温州みかん)の収穫は短期間で終わらせないといけないので、その時期は残業もありましたし、ほとんど休めなかったですね」
一方で、天候によって仕事が左右されるのも農業の特徴。雨の日は休みになることもあり、夏場は朝7時から作業を始め、日中の暑い時間帯は長めに休憩を取り、夕方から働くなど、季節によって働き方は大きく変わる。
研修先では、サポートリーダー夫妻が役割分担をしながら農業を営んでいる。その姿を間近で見られることも、大きな学びになっているという。
「将来は夫婦でみかんを作りたいと思っているので、どうやって分担しているのか実際に見られるのはすごく勉強になります。奥さんの存在にもすごく助けられていますし、目標にしています」
重労働というイメージのある農業ですが、本人はこう教えてくれた。
「意外と大変だと感じることはないですね。重いものを持つ作業もありますけど、コツや体の使い方を覚えれば、ひょいと持ち上がるので」
好きな作業は、収穫と剪定。
「収穫はもちろん楽しいんですけど、剪定も面白いです。人によって切り方が違うので、“この人はこうするんだ”って見ながら、自分の理想の木の形をイメージして切っていくのが、ゲームみたいで」
やりがいを感じるのは、やはり収穫の瞬間。
「コンテナいっぱいになったみかんを運ぶとき、その重さで実感するんです。こんなに大きく育ってくれたんだって。自分の子どもみたいな感覚になります」
そして、それを実際に食べたときに、すべての作業が繋がる。
「あの作業が良かったのかなって振り返れるのが、すごくやりがいですね」
一方で、難しさも。
「やっぱり天候ですね。最近は雨が少なくて、以前とは状況が変わってきているので、摘果の時期を早めたり、毎年やり方を変えないといけないんです」
ただし、その変化にも“正解”はない。
「毎年同じやり方ではダメなんだ、というところが難しいですね」
それでも、自然の中で働くことには確かな充実感があるといいます。
「作業中にふと見上げると青空があって、それだけでちょっと息抜きになるんです」
視界に広がるのは、青と緑のやわらかな景色。都会のような強い刺激はなく、穏やかな時間が流れる。
「外で働くのって、体にも心にもいいなって。ストレスが少ないと感じます」
研修の一年を振り返ってもらうと、その答えはとてもシンプル。
「まずは、純粋に楽しかったなって思います」
これまで経験してきた仕事とは、まったく異なる日々。
「会社でパソコンを触る仕事とは違って、自分で育てることにやりがいがありますし、みかんが美味しくなってくれるのも嬉しい。だから楽しいです」
そう語る表情が、とても印象的だった。
御浜町でみかん農家になること。実際のところ、どうなのだろうか?
そんな問いに、かんなさんは少し笑いながら、こう答えてくれた。
「めちゃめちゃオススメできます」
理由のひとつは、農地の環境。
「他の産地だと、段々畑で崖みたいな場所も多いんですけど、御浜町は緩やかな傾斜の畑が多くて。ケガのリスクも少ないですし、年齢を重ねても続けやすいと思います」
“長く続けられる農業”という言葉に、どこか現実的な安心感があった。
もうひとつ大きいのが、サポート体制の手厚さ。
未経験でも、ちゃんと学べる。その支えのひとつなっているのが、町が主催している「みかん講座」。
「畑で感じた疑問を、そのまま先生に聞けるんです。その上、知識として、みかん講座で学んだことを、すぐ現場で試せるので、すごく助かっています」
分からないまま進まなくていい。その安心感は、想像以上に大きいものかもしれない。
「御浜町みかん講座」 JAの講習会とは別に町が企画する、主に研修生・新規就農者を対象とした、年20回程度の座学講座を開催。栽培知識の向上を目指す。
「御浜町みかん講座」
JAの講習会とは別に町が企画する、主に研修生・新規就農者を対象とした、年20回程度の座学講座を開催。栽培知識の向上を目指す。
気になるお金の面についても、国と町の両方からサポートがある。
「国の就農準備資金と、御浜町の補助金の月3万円は用途が自由なので、私は家賃に使っています」
新しいことを始めるとき、どうしても不安になるのが資金面。その部分が制度として支えられていることも、背中を押す要素になっていた。
国の「就農準備資金」「経営開始資金」と町の「農業版就職支援事業補助金」とは 年齢・前年の年収などの諸条件を満たすことで支給される国の補助金。令和8年度より、就農準備資金165万円/年(最大2年間)、経営開始資金165万円/年(最大3年間)を合わせて、最長5年間受けることができる。加えて、研修期間内の収入を1年間補助する町独自の補助金制度も整備。交付額は、3万円 / 月 × 12か月(農業版就職支援事業補助金) ※2026年4月時点
国の「就農準備資金」「経営開始資金」と町の「農業版就職支援事業補助金」とは
年齢・前年の年収などの諸条件を満たすことで支給される国の補助金。令和8年度より、就農準備資金165万円/年(最大2年間)、経営開始資金165万円/年(最大3年間)を合わせて、最長5年間受けることができる。加えて、研修期間内の収入を1年間補助する町独自の補助金制度も整備。交付額は、3万円 / 月 × 12か月(農業版就職支援事業補助金)
※2026年4月時点
さらに、御浜町ならではの強みとして挙げられたのが、主力品種の「味一号(超極早生温州みかん)」。
「5月初めに花が咲いて、9月には収穫できます。栽培期間が短い分、台風のリスクも比較的少ないですし、青いうちに収穫するので、鳥や獣の被害も受けにくいんです」
見た目はまだ青いみかん。けれど、ひと口食べると驚くほど甘い。
「友人に送ると『これ食べられるの?』って言われるんですけど(笑)、食べると『甘い!』って驚かれます」
その見た目とのギャップや希少性から、高単価で取引される品種でもある。
「うまく育てれば、しっかり収入にもつながる。自分でも作りたいと思える品種です」
“好き”だけでなく、“仕事として続けていけるか”。その視点においても、御浜町にはひとつの現実的な答えがあった。
研修生仲間の存在について聞いてみると、こんな言葉が返ってきた。
「やっぱり、仲間がいるのは大きいですね、情報交換もできますし。でも、正直ライバルでもあるんですけど(笑)」
同じスタートラインに立つ仲間がいること。
「それが、お互いの成長につながっていると思います」
競い合いながら、高め合っていく関係。
一人では不安な挑戦も、誰かとなら、前に進んでいけるのかもしれない。
岡澤さんの移住・就農物語はこちらから→
新規就農するうえで、大きなハードルの一つとされるのが農地の確保。では、それを彼女はどのように進めているのだろうか?
「私が独立する2027年4月16日から使わせてもらえる予定の畑が、約1ヘクタール確保できています。すでにみかんの木が植わっていて収穫できる畑なので、すぐに収入につながるのは本当にありがたいです」
その畑には、味一号をはじめ、極早生や中晩柑など、およそ10種類の品種が植えられている。引退を考えている70代の農家から引き継ぐ予定なのだとか。
「時期ごとに収穫できる(収入になる)品種があるのは、すごく心強いなと感じています」
農地の話が進んだきっかけは、園主が役場に相談したこと。引退のタイミングと、かんなさんの独立の時期が重なったことで、今回のマッチングに繋がった。
将来的には、夫婦でみかん農家として歩んでいくことを見据え、約1.5ヘクタール規模まで広げていくことを目標にしている。
「あとは、何も植ってない畑を手に入れて、新たに苗木を育てていけたらと思っています」
準備は農地だけにとどまらない。設備面でも、少しずつ環境が整いつつある。
「移住したときに軽トラックを購入して、御浜町の農機具バンクでマッチングしていただいて、ローリータンクを無料で譲ってもらいました」
さらに最近では、
「動力噴霧器も必要だなと思っていたところに、“譲りたい”という方がいると聞いて、近いうちに見に行く予定です。チェーンソーやホースなどもあるみたいで、こういうありがたいご縁をいただくことも多いですね」
農地、設備、人とのつながり。周囲の支えの中で、一歩づつ独立に向かっていく。
御浜町の「農機具バンク」とは? 使われていない農機具を地域で共有し、新規就農者や農家の負担を軽減する仕組みです。購入コストを抑え、効率的な農作業と資源の有効活用を支援します。
御浜町の「農機具バンク」とは?
使われていない農機具を地域で共有し、新規就農者や農家の負担を軽減する仕組みです。購入コストを抑え、効率的な農作業と資源の有効活用を支援します。
御浜町での人や暮らしについても、話を聞いてみた。
まずは、移住にあたって欠かせない「住まい」について。
「今住んでいるのは研修生住宅で、役場が一般の方から借りている家で、研修生が住めるようになっています」
そう説明したあと、少し嬉しそうにこう続ける。
「この家をすごく気に入っていて。できれば購入できたらいいなと思って、今、家主さんに相談させてもらっているところです」
“仮住まい”として用意された場所が、少しずつ“自分の暮らし”に変わっていく。そんな時間の積み重ねも感じられた。
御浜町での暮らしについて尋ねると、印象的だったのは「人」だった。
「私は尾鷲出身で、もともと漁業の町で育ったんですけど、農業の町の人たちはまた少し雰囲気が違っていて。穏やかな方が多くて、よそから来た人にもすごくウェルカムなんです」
地域の距離感についても、こんな言葉が返ってきた。
「みんな顔見知りで、自然と助け合う空気があるというか。その中で、自分も助けられているなと感じることが多いです」
閉じているようでいて、決して閉じていない。
それでいて、田舎特有の距離感が近すぎることもなく、心地よい距離感を保ってくれるという。外から来た人を受け入れる柔軟さがあると、多くの移住者たちは口を揃える。
そしてもうひとつ、暮らしの中で大きな魅力になっているのが、自然の近さ。
「すぐそこに海があって、少し行けば山がある。こういう環境ってやっぱりいいなと思います」
日々の中に、ふと立ち止まれる瞬間があること。
「こういう場所で暮らしていると、精神的にもすごく楽だなって感じます」
派手さはないけれど、じわっと心に残る暮らし。御浜町での日常は、そんな言葉が似合うように感じられた。
「研修2年目は、自分の農地を思い描きながら取り組めたらいいなと思っています。1年目は本当にゼロから教えていただくことばかりでしたが、これからは自分で考えて動けるようになって、その応用ができたらいいなと」
少しずつ、自分の未来と重ねながら、日々の仕事に向き合う。
では、農業に興味はあるものの、一歩踏み出せずにいる人に向けて、どんな言葉を届けたいだろうか。
「私は、今、農業ってすごく面白い仕事だなって思っています。都会での生活に疲れている方にとっては、ストレスが少ない働き方でもありますし、やりがいもすごく大きいです。私自身、本当にやってよかったなと感じています」
そして、こう続けた、
「いきなり決断しなくても、まずは一度体験してみるくらいの気持ちでいいと思います。やってみて『なんかいいな』と思えたら、選択肢のひとつに入れてみる。40歳でも、50歳でも、60歳でも、いつからでも始められる仕事だと思うので。資金はあればあるほどいいとは思いますけどね(笑)」
無理に背中を押すのではなく、そっと可能性を差し出すような言葉。
最後に、将来のビジョンについて聞いた。
「農業は、これからもずっと続けていけるって確信してます(笑)。夢は、100歳まで収穫すること。動けるうちは、ずっと畑に出ていたいですね」
そう話したあと、少し照れながら、
「ゆくゆくは、夫と二人で一緒にできたらいいなと思っています。あと、畑にワンちゃんを連れて、一緒に過ごしながら収穫できたらいいなって」
大きな目標と、ささやかな願い。そのどちらもが、無理なく同じ未来の中にある。
彼女の視線の先には、まだ見ぬ日々への道すじが、真っ直ぐに続いているようだ。
(2026年3月 取材 西村司)
こんな方におすすめ
・このままの働き方でいいのか、少し立ち止まって考えている方
・都会での生活に便利さを感じつつも、どこか疲れを感じている方
・自然の中で働くことや、農業という選択肢が少し気になっている方
・新しいことに挑戦したいけれど、一歩踏み出すきっかけを探している方
・いつかは地方での暮らしや独立を考えている方
はい、可能です。御浜町では新規就農者向けの研修制度(最大2年間)があり、サポートリーダーのもとで実践的に学びながら農業技術を習得できます。未経験からスタートして独立している事例がほとんどで、ゼロからスキルを身につけられる環境が整っています。
はい、十分に可能です。重労働のイメージがありますが、現在は機械化が進んでおり、作業の負担は軽減されています。また、御浜町では実際に女性の新規就農者もきており、体の使い方や作業の工夫を学ぶことで無理なく続けられる仕事です。
みかんは比較的需要が安定している作物で、特に御浜町の主力品種「味一号」は高単価で取引される傾向があります。また、成木のある農地を引き継ぐことで、早期に収入につながるケースもあります。
国の「就農準備資金」(年間最大165万円・最長2年間)に加え、御浜町独自の補助制度(3万円/月あたり)が用意されています。これにより、研修期間中や就農初期の生活費や家賃の負担を軽減しながら準備を進めることが可能です。(補助金額や制度は毎年更新されることがあります)
御浜町では、引退を考える農家などと新規就農者をつなぐ仕組み『農地バンク』を活用し、すでにみかんの木が植わっている農地を中心に、マッチングが行われています。
研修生向けの住宅が用意されており、移住初期の住まいの不安を軽減できます。また、空き家の紹介やマッチングも行われており、暮らしの基盤を整えやすい環境です。
▼ 大谷かんな さんの物語を、動画でもお楽しみください
三重県御浜町では、みかん産地を持続可能なものとするために様々な取り組みを行なっており、新規就農希望者へのサポートも注力しています。希望内容・移住時期など、お一人おひとりの状況に合わせて対応しています。お気軽にご相談ください。
御浜町の就農支援について 詳しくは↓
みかん農家
仲井 照清さん
大阪府からIターン/50代/みかん農家/単身
堀江高司・信子さん
神奈川県からIターン/40•50代/新規就農者/2人家族
岡澤 壮史・菫さん
横浜からIターン/20代/新規就農研修生・地域おこし協力隊